登山

富士山で登山するなら服装は大事!寒さ対策は必要?

富士山で登山するなら服装は大事!

誰もが知っている日本一高い山、富士山(剣ヶ峰:3,776m)。

一度は登ってみたいとおもいますよね?

何度か登られている方はその状況を肌で感じていると思いますが、初めて登るとなるとかなり心配です。

特に服装です。

富士山で登山するなら服装は大事です。

なぜなら平地で生活している環境とかなりのギャップがあるからです。

例えば、山登りが経験豊富な方からすれば常識的なことなのですが。

①気温:標高1,000mで6℃下がります。

②体感温度:風速1mごとに体感温度は1℃下がるのです。

となると、当然富士山で登山するなら服装は大事ですよね!

家を出た時の温度が、仮に30℃とすると山頂では10℃を下回るのです。

準備もなく安易な服装で出発するのは大変危険がともないます。

富士山で登山するならどんな服装?

富士山で登山するなら服装は大事!

一言でいってしまえば防寒対策です。

もちろん安全面もありますが。

富士山の開山期間は7月上旬~9月上旬まで。

当然家を出るときはかなり暑い時期です。

Tシャツ姿で登山開始は普通ですね。

ですが、標高がだんだんと上がるにつれ状況はかなり変わってきます。

ガスったり、風が吹いてきたりすれば体力の消耗はかなり激しいものになります。

準備するもの

帽子、手袋、Tシャツ、ズボン、靴、靴下、上着、下着、トレッキングポール、ゲーター、マスクなどです。

帽子:ハット・キャップどちらでも大丈夫。

必ずあごひも等の風対策をお願いします。

手袋:寒さとけが予防です。

Tシャツ:下着として着用。

ズボン:収縮性のものがお勧めです。

ジーパンはやめましょう。

収縮性がなく汗や雨で濡れた際かわきがわるいです。

靴:ハイカットの登山靴をお勧めします。

足をくじいたり砂や石の侵入も軽減してくれます。

靴下は厚めがお勧めです。

上着:体温調節ができるようにTシャツの上に2枚前後とハードシエル(ハードシェルは一番外側に着る服)

下着:ザックに入れとおけば安心。

トレキングポール:下山時にひざの負担を軽くしてくれます。

ゲーター:砂や石の侵入を防ぎます。

女性のあなたへUV対策!

これは女性だけではなく男性もです。

富士山に登山するのであればかなり意識しておいた方がよいです。

ガスガスの状態(富士山は標高が高いので上からの雨は降りません!ガス→霧なのです)であればそれほど意識しなくてもよいかもしれませんが、一度太陽が出るとかなりの紫外線を浴びることになります。

男性とて肌はまっかっかの状態です。

特に首の後ろ側、口のまわりなどはひどいです。

下山後1週間は大変痛い思いをしてお風呂に入らなければなりません。

極力肌を隠す事をお勧めいたします。

登山用の帽子には後ろの首もとを隠すタイプの物も販売されております。

首全体を覆うネックカバーや目元から下を覆うフェイスカバーなど販売されておりますので、ご自分に合ったものを探して富士山へ登りましょう。

富士山で登山する服装実践!

富士山で登山するなら服装は大事!OLYMPUS DIGITAL CAMERA

富士山は日本一の山。

開山2カ月の間に日本全国から、いやいや、世界中から人々が集まってくる国際色豊かな観光スポットです。

登山経験の長いベテランの人もいれば、山なんかまったく興味もない超初心者までさまざま。

どのようなかたちであれ、安全に事故が無く良い思い出ができればそれが最高ですね。

家族で初めて登ってみた

著者自身富士山は10回近く登っています。

今回は家族で初の富士登山。

一番の気がかりは超初心者のお母さんです。

スバルライン五合目小御岳神社をヘッドライト装着し、午前4時にスタート。

始めは薄手の長袖、しばらく歩くと日が昇ってきます。

日が昇ってくると暑いですね。

水を飲みながらすぐにTシャツ姿へ。

七合目が近くなった時、ふと後ろを振り返ると昨日泊まった宿がある山中湖が綺麗に見えて一寸感動です。

八合目に到着。

夏の八合目はすでに雲の高さ、おもいっきり雲海です。

感動。

ヘロヘロしながらベンチで休憩。

ほてっていた体が休憩のおかげで冷えてくる。

思わず2枚着て寒さをしのぐ。

風が冷たく感じられます。

午後2時、富士山頂上奥宮に到着。

お天気ははっきりしません。

ガスが多く下界の様子が分かりません。

でも、家族で登頂できたことに感謝です。

素直に嬉しい。

素直に疲れた、寒い!

すぐに山小屋へ入り休憩しました。

事故の多い下山

翌朝、午前4時30分起床。

寒い。

簡単に身支度をして外へ。

すでに外には多くの人がご来光を見る為に待機している。

動かない状態でただひたすら待つのは非常に冷えますね。

体がガタガタしてきます。

午前5時、ご来光!達成感有りますね。

食事を済ませ下山の準備です。

本日はお鉢巡りはしないで帰ります。

ハードシェル、帽子、手袋、トレッキングポール、マスクとゲーターは必ず!

午前6時下山スタート。

下山時に砂走りを歩くと凄いほこりが舞い上がります。

また下山ルートに小石や砂が多いのでゲーターをしっかりセットしました。

くつの中に小石や砂がどんどん入ってきたら・・・。

想像つきますよね!歩けません!

それと、長時間の下りでひざへの負担がかなり掛かります。

トレッキングポールをお勧め致します。

私たち家族もしっかり服装を確認して下山しました。五合目到着11時。

富士山で登山するなら安全が一番ですね!

富士山で登山するなら服装は大事!

もちろんですね!

ある程度の準備をしておけば、少々の軽いトラブルくらいなら何とかなります。

一寸ひざが痛くなればトレキングポールを使ってゆっきりあるく。

疲れて休憩が長くなり体が冷えたらハードシェルで体力の回復を待つ。

それなりに準備をしておけば、心にも余裕が生まれます。

一つ注意として、心配だからと言って必要以上に荷物を増やすことはやめましょう。

富士山は長い時間をかけて登る山です。

重たい荷物は体を疲れさせてしまうだけです。

富士山で登山するなら服装は大事!準備いたしましょう!