ご存じの方も多いと思いますが、上高地は自然保護のため通年「マイカー規制」中です。
釜トンネルの入り口にゲートがあり、午前5時にならないと通行が許可になりません。
通常松本方面(国道158号)からマイカー(自動二輪含む)で来た場合は、通行規制のため沢渡バスターミナルから上高地へ入るコースになります。
もちろん、途中に複数の駐車場もありそこを使うことも可能。
長野自動車道松本ICから沢渡バスターミナル駐車場までは約1時間です。
バスターミナル到着後チケットゲートからチケットを取って駐車できます。
1日700円(全駐車場共通)注:深夜12時を過ぎると二日分。
千円札以外は使用できません。
上高地行きのバスはナショナルパークゲート内の1番のりばより出発です。
それでは、今回は沢渡バスターミナルから上高地へ行くには?
を紹介していきます。
沢渡バスターミナルから上高地へ行くにはどのように?
一般車両は広い駐車場(市営第三駐車場・かすみ沢駐車場:400台)から地下連絡通路を通ってさわんどバスターミナルへ向かいます。
切符売り場では往復券または片道券を購入。
往復割引運賃大人2,400円、大人片道1,300円、小人は大人の半額。
上高地行きのバスは予約制ではないのでバス停前で並んで待ちます。
バスは自由席で沢渡駐車場から上高地バスターミナルまで約30分。
バス乗車中は窓から綺麗な景色が楽しめます。
時間に余裕があるのであれば、大正池で降りて散策をしながら沢渡バスターミナル、河童橋へと向かうのもお勧めのコースになります。
最終的にはバスかタクシーでいこう!
海外の山々のように登山列車があるわけではなく、飛行機であろうがマイカーであろうが、最終的にはバスかタクシー、または徒歩でないと上高地に入れません。
個々の駐車場もありますが、今回は沢渡(さわんど)バスターミナルからの上高地入りをご紹介致します。
駐車場は約2,000台止められます。
ナショナルパークゲートに一番近い市営第三駐車場(400台)は24時間の市営自動ゲートでチケットを購入できます。
営業期間は4月17日~11月15日まで。
普通車駐車料金は1日700円、もし、市営第三駐車場が満車の時は市営第二駐車場(足場公園駐車場)に止め下さい。
初めて訪れると交通の便が悪いように感じられる方もいるかもしれません。
しかし、結果として上高地のエリア内においてマイカーがブンブンと走り回るような光景は一切見ないのです。
まさに「カーレスリゾード」ですね。
空車があればタクシーでも行こう!
バスの場合(2022年4月17日~11月15日運行)休日は始発が午前5時、平日午前6時。
その後、30分単位で出発していきます。
夏休みや紅葉のシーズンともなれば満車が続くことも当然あります。
そんな時すぐに空車が見つかれば、タクシーも大変便利な乗り物です。
タクシー定額運賃・さわんどゾーン~大正池:特定大型車片道6,200円(5,580円)普通車片道3,900円(3,510円)・さわんどゾーン~上高地バスターミナル:特定大型車片道7,500円(6,750円)普通車片道4,600円(4,140円)
*カッコ内は障害者割引適用料金。
特定大型車:定員7名以上10名以下、普通車:定員6名以下。
金額は定額なため、人数によっては少々割高になる可能性はあるものの目的地まで一直線で向かえます。
快適な移動が約束されます。
沢渡バスターミナルから上高地の帰りは?
帰り、沢渡行きのバスは上高地バスターミナル7番乗り場から出発になります。
乗車券をもっていない方は乗車券窓口で購入できます。
沢渡行きのバスは予約制ではないので7番のバス停乗り場にお並べ下さい。
最終の出発時刻は16時55分(2022年9月現在)その一本前が16時15分、と30分前ごとに出発になっています。
釜トンネルは7月下旬から8月下旬、20時~翌朝の5時まで夜間通行止めです。
それ以外の開山中は19時~翌朝5時まで通行止めです。
タクシーも出入りできません。
「どーしても!」とおっしゃるなら徒歩での移動になります。
ただ、街灯等はありませんのでくれぐれも照明器具をご用意下さい。
帰りの時刻を必ず確認して!
上高地の散策ルートは余裕をもって作成致しましょう。
釜トンネルは夏休みシーズンの7月下旬~8月下旬の期間だけ普段より閉門が1時間遅くなります。
ちょっと嬉しいですよね!
しかし、20時なると閉門(緊急を除く)でタクシーも出入りできなく基本夜間の移動は徒歩だけになってしまいます。
上高地に夜到着予定の場合はタクシーの戻りがゲートの閉まる時間にならないようにご注意下さい。
それと、北アルプス・上高地はツキノワグマの生息地です。
熊目撃情報を調べると結構な確率で目撃情報があります。
熊に会わないために熊すずなどを付ける、早朝や、夜間にあまり出歩かない方がよいですね。
例えばのコースとして!
沢渡バスターミナルより午前8時のバスに乗り、大正池バス停(8時21分頃)で降りる。
ゆっくり散策を開始、階段を降りると静かな水面に焼岳が大きく映る大正池。
一寸感動、そこから平坦な湿地帯の中の木道を進むと途中にマガモ?などの鳥たちが泳いでいる。
プロのカメラではないと思うが、カメラを持った人達がやたらと多いことに驚く。
道はアップダウンはなく平坦で至って歩きやすい。
スタートから1時間半もあればゆっくりと河童橋に到着できる。
脚力に少々自信があれば明神経由で明神池をお勧めしたい!
有料ながらも水の綺麗さに驚かされること間違いなし!
河童橋で焼岳と奥穂高岳を楽しんでおまけにランチも楽しんでウェストン碑経由で上高地バスターミナルまたは、大正池に戻るのもいいかな!?と思う。
のんびりゆっくり午後の2時や3時にはバスに乗車できる予定。
沢渡バスターミナルから上高地へ行くには?:まとめ
今回は、松本方面より沢渡バスターミナルから上高地へ行くには?をご紹介しました。
もちろん新穂高温泉経由や安曇野、蝶ヶ岳経由、または、扇沢から槍ヶ岳を抜けて…ありますが、まだ上高地に行ったことがない!なんて人に向けて少しご紹介しました。
まだ行かれたことがない方には是非、行って頂きたい大自然の宝庫です。
一言でいうとスケールが大きいです!
リピータになっても私は責任を持ちません!
まとめとしての上高地はやはり夏休みのシーズンと紅葉の秋のシーズンがお勧め!
やたらと混みますが、早めの出発と早めの帰宅を心がけていただければ時間に余裕が生まれます。
それに、ご承知とは思いますが、上高地は寒いです!
出発前に防寒対策を考えて下さい。
それでは以上、沢渡バスターミナルから上高地へ行くには?
をお届けしました。